パウダースノーは幻想だった
コロナで人が少ない北海道。平時なら外国人で溢れかえると聞くスキー場も静まり返る。地域経済にとっては痛手かもしれないが、こんなチャンスは滅多にない。パウダースノーを思いっきり楽しめるほど技量があるわけではないけれど、やっぱり北海道を滑ってみたい。
令和4年、2022年1月、とうとう実現できた。パウダースノーならニセコより富良野と聞いて冬の富良野へ。
実は1年前にも予定していたのだけれど、緊急事態宣言が発令されて断念。日本政府肝入りのGoToトラベルキャンペーンが中止なったのも一因だった。今年もオミクロン株なる変異株が急拡大するなか、どうなることかと思ってたけど、ようやく実現できた。
サラッサラのパウダースノーにダイブ。今年は雪も多くて期待していたのだ。
結論を言えば、確かに雪は多かった。けれど、気温が高かった。日中は比較的温かで、夜もマイナス3℃〜5℃。サラッサラなパウダースノーにはならず、長野や群馬でも十分に味わえる雪質だったことはとても残念だった。しょっちゅう訪れることができる場所ではないだけに悔しかった。またリベンジしたい。
地球温暖化の影響が叫ばれて久しいけれど、雪がコンスタントに降ることが少なくなった。たくさん降る年もあればまったく降らない年もある。どうやら地球の異常は深刻なようだ。
また滑りたい!富良野スキー場
2022年1月16日(月)~18日(水)、ほとんど20年ぶりの富良野だった。天気はずっと曇り空。メンバーはKさん。
富良野スキー場がプリンスとは知らなかった。かつてのプリンスはどこまでも強大なパワーを持っていたことが伺い知れる。今となっては事業の再編に苦しむ親会社だが、栄枯盛衰とはまさにこのことかとも思い知る。
富良野プリンスホテルも休業中だった。
とはいえ、富良野スキー場は気持ち良かった。なにより、人がいないのが良い。どこもかしこも滑りたい放題。不謹慎極まりないが、思わず「コロナ、最高!」と叫びそうになる。
外国人を否定するわけではない。グローバルや多様性は重んじる。それでも僕は日本人だ。外国人ばかりのスキー場というのはやはり抵抗もあった。
こうして日本人しかいない。いや、日本人もほとんどいない北海道のスキー場でスキーができるなんて心の底から幸せだった。そう、パウダースノーじゃなかったことを除いては。あぁ、そこだけはほんとに悔しい。
次回はパウダースノーを期待したい。そして、自分のスキーセットで滑りたい。バックカントリー用のスキーを買いたいと思いを抱いてはや3年。次のシーズンこそは新調すると富良野で決心。
富良野スキー場のバックカントリーも楽しそうだった。当日、遭難事故も発生して報道や消防も凄かったけれど、やはりバックカントリーを本格的にはじめたい。
GPSの記録
YAMAPで記録していたGPSの切り抜き画像です。
【おわり】