天然温泉花風の湯、御宿野乃。温泉は微妙過ぎて残念。

天然温泉花風の湯

天然温泉花風の湯は大阪府大阪市中央区日本橋の「御宿野乃」にある。訪日外国人を意識したのだろうか、日本旅館風のこのホテルはどうやらドーミーイン系列のようだ。純和風に徹したホテルでキレイで良いが、あくまで「和風」であって「和」ではない。

そしてここの温泉がどうにもこうにも微妙であった。なんと、温泉の源泉は、「ドーミーイン大阪北浜の天然温泉、水都の湯。」と同じ。ドーミーイン大阪北浜の温泉も謎多き温泉だったけれど、まさか源泉が同じとは。

ホテルの場所が近いということもあってか、さすがドーミーイン系列、やってくれる。外国人なら騙せると思っているのだろうか。確かに日本語が読めなければ「温泉」というだけで喜んでくれるだろうけれどどうにも解せない。

そう、天然温泉といえば天然温泉なのだろうけれど、ホテル周辺から湧出してるわけではなく、どうやら運び湯なのだ。温泉成分表によれば源泉名には「生駒西村温泉  健麗の湯」とあった。

果たして「生駒西村温泉  健麗の湯」とはどんな温泉なのか。

ネットで簡単に調べてみたところ、実態はよくわからなかった。「生駒西村温泉」という温泉もなければ、「健麗の湯」という施設も見あたらない。生駒だから奈良県なのだろうか。

どうやら株式会社生駒西村温泉という会社が同じ大阪市中央区にあるようだけど、企業ページがあるわけでもなくやはり実態はわからない。運び湯を事業にした企業なのだろうか。なんとなく実態がわからないのは気持ち悪い。

御宿野乃

2022年3月2日(水)、別のブログで書いた「初春の大阪、京都の旅。鉄道一色、京都の鉄道博物館も訪問。」で立ち寄ったのだ。 1泊2日で1人8,000円ほどだったろうか。まだまだコロナ禍ということもあり安かった。日帰り入浴はやってない。

繰り返しになるが施設はとてもきれいだった。日本人向けというよりも外国人向けが露骨に出ていてあまり好きになれない。こういうホテルはゆくゆく見放されると思うのだ。

洗い場は6人前後。なぜか内湯はタイル張りで和風感にかけるし、露天風呂はもはや露天風呂風でしかなく露天風呂ではない。お湯は無色透明。詳しく見なかったけれど、ドーミーイン大阪北浜と同じく、加水、加温、循環、消毒はすべてしているはずである。

温度は41℃前後か、ちょうど良かった。サウナはあった。

以下、この日の主観的な評価。あくまで主観なので要注意。

温泉の気持ちよさ 1.0
雰囲気、味わい 0.5
施設の充実度、清潔感 4.0
当日の接客 3.0
コスパ 0.5
総合 1.8

温泉の気持ち良さはまぁふつうだけれど、まさかのドーミーイン大阪北浜と同じ源泉でげんなり。そもそも実態のよくわからない運び湯というのが残念だっただけにさらに残念。温泉としての雰囲気や味わいはない。施設の充実度や清潔感はあるけれど、作られた和風感がどうにも気に入らない。フロントの接客はふつう。コスパを考えると、1泊2日してまで入る温泉ではない。ここに泊まるならドーミーイン大阪北浜に軍配。

【おわり】

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