「寿司と天ぷら ニューツルマツ」でひとり酒
大阪と神戸に行ってきた。2022年2月20日(日)から1泊2日、ひとり旅。去年の11月以来の大阪だったろうか。大阪は新幹線よりも飛行機で行くことが多い。今回も飛行機で往復した。
旅の目的は写真展だったのでのんびり。大阪に着いたのも夕方だった。
伊丹空港から難波へ。難波からとぼとぼ歩いて、Instagramで気になっていた「寿司と天ぷら ニューツルマル」に行った。やはり期待しすぎるのは良くない。
インスタ映えするかもしれないけれど、料理としての質は二流、いや三流だった。天ぷらもいたってふつう。もう行くまい。 それでも久しぶりにひとりでゆっくり飲むことができた。のんびりできたことは良かった。
宿は北浜の「ドーミーインPREMIUM大阪北浜」に泊まった。温泉を期待してここにしたのだ。源泉ではなく運び湯だったのは残念だったけど、気持ち良かった。温泉のことは「天然温泉 水都の湯、ドーミーイン大阪北浜。」にも書いたので読んでもらえればと思う。
この日の夜は、思い出したくもないくらい仕事に追われた。学会発表の要旨作成。せっかくの旅なのに、仕事をしなければいけない切なさときたらこのうえないが、締め切り間近だったので仕方ない。余裕をもって仕事をしない自分がいけないのだ。反省だった。
神戸でランチ「土佐清水ワールド」
翌朝、少し時間があったので神戸まで足を運んだ。大阪も神戸もときどき訪れるので新鮮さには欠ける。特別、行きたいところはないのだ。何て言うと旅も台無しになってしまうか。
あてのない旅もなかなか良いものなのだ。決めすぎることが嫌いだ。どちらかというと決めるのが好きな人間だったけど、旅に限らず、決めても決めた通りにいかないことが多い。決めた通りいかないとガッカリするし、そんな自分に疲れる。だから、いつしか、決めすぎずに生きることが僕のスタイルになった。
大阪駅から新快速に乗って三ノ宮で降りた。カフェでのんびりして、駅前にあった「土佐清水ワールド」でランチした。
まぁまぁだった。1,500円を考えるとコスパは悪い。東京にも店舗があるし、あえて三ノ宮で食べなくても良い。一緒に注文したマンボウのお刺身と唐揚げは、もはやまったく味ない不思議な料理だった。
写真展「『羅臼』 -漁師の海、ヒグマの山-」
御堂筋にあるニコンプラザ大阪で開催されていた二神慎之介さんの写真展「『羅臼』 -漁師の海、ヒグマの山-」に行った。この旅の一番の目的がこの写真展だった。
本当は東京開催のときに行きたかったけど、新型コロナウイルスの濃厚接触者に認定されてあえなく断念。念願の写真展を見逃すまいと大阪に遠征したのだ。
訪れて、良かった。
二神さんの写真、好きだ。羅臼のクマやシャチ、風景の写真はもちろん、漁師の生きざまの瞬間、とても良かった。生きものも人も(人も生きものだけど)、厳しさのなかに温かみがある、そんな写真の数々だった。
初めて写真も購入させていただいた。前々から「いいな」と思っていた森のなかの子グマの写真が今は我が家のリビングにいる。毎日、優しい眼差しをもった子グマが我が家を見守ってくれている。まさにカムイだ。
夕方の便で東京へ。あっという間の1泊2日の旅だった。
【おわり】