帯広をやめて大阪へ
本当は北海道は帯広に行こうと思っていた。1月にも訪れたばかりだったけど、今、帯広が僕のプチブームになっている。
1月に訪れた帯広のことは「冬の北海道、帯広の旅。雪遊び、焼き肉。尽きぬ帯広の魅力。」に書いた。興味があればチェックして欲しい。
でも、新型コロナウイルスの影響で帯広行の飛行機は減便。しかも、チケット代がバカ高かった。こりゃたまらず転戦しようと決めて関西へ。大阪、京都に行くことにした。
大阪にはつい半月前に行ったばかりだけど気にしない。ちなみに、その時の記録は「冬の大阪、神戸の旅。居酒屋と温泉と写真展で癒される。」に残してある。
2022年3月2日(水)から1泊2日、メンバーはSさんとRくん。
とにかく電車好きのRくんが大阪環状線と阪急電車に乗りたいと言うのだ。夢を叶えて差し上げることにした。
割安の羽田空港から伊丹空港
羽田空港から伊丹空港の飛行機代は安い。新幹線との競争が激しいからだろう。その他の路線とは比較にならないくらい割安で行ける。ちなみに、この時の帯広までの片道運賃は、伊丹の往復運賃よりも高かったから諦めもついた。
だから関西にしたことも大きな理由のひとつなので、Rくんのリクエストは体の良い大人のこじつけと言えばそれまでかもしれない。ごめん、Rくん。
というわけで、電車を乗り継いで羽田空港へ。リムジンバスよりも電車。これもRくんの強いリクエストだった。
今回は帰りも電車で帰宅。おかげで帰宅ラッシュにつかまり酷かった。Rくんをずっと抱っこする羽目にもなり、疲労MAX。やはり、大人の本音を吐露すれば羽田空港との往復はリムジンバスが良い。
JALの翼で伊丹空港へ。ボーイングの787型機は広くて良い、快適だ。Rくんはドラえもんを楽しめたようだ。
関西の電車にワクワク
まだ乗ったこともない大阪環状線を「かんちゃん、かんちゃん」と親しみを込めて呼び、最近は「阪急にも乗りたい!」と言うRくん。
どこから覚えてくるのか、4歳にしてイッパシの立派な電車博士だ。
「好き」という気持ちは本当にスゴい。つくづく「好き」の気持ちは大切にしてあげないといけないと強く思う。
まずは大阪モノレール。伊丹空港のゲートを出た瞬間に猛ダッシュのRくん。蛍池までの一区間だけだったけど楽しめたようだ。
そして、蛍池から梅田までがRくん念願の阪急電車。喜びに溢れてるRくんは、次々にすれ違う阪急電車に魅了されっぱなし。梅田のターミナルにずらりと並ぶ阪急電車に驚いてその数をずっと数えてたRくんだった。
ちょうどお昼の時間なのにRくんはお構い無し。「もう行こう」とRくんを促してお昼は「だるま」で串カツ。サクサクが大好きなRくんは忘れていた空腹を思い出したようで、むしゃむしゃと驚く食欲を発揮してくれた。いっぱい食べてくれて嬉しかった。
食後、アーリーチェックインのホテルでお昼寝か?!と思っていたら、「かんちゃんに乗るの!!」としっかり覚えてたRくん。
ホテルまでは遠回りして、大阪から鶴橋まで念願の大阪環状線に乗車。ただ、大阪環状線にはいろんなデザインの車両があるようで、Rくんの望んでいたものじゃなかったことが途中で発覚。途中駅でRくんの望む車両がやって来るのを待って一件落着。いやはや、大変!!
この日の夜はドーミーイン系列で淀屋橋にある「天然温泉 花波の湯、御宿野乃」に泊まり、Rくんは人生2回目の温泉を経験した。
どうやら初体験の温泉「天然モール温泉、十勝ガーデンズホテル。」のことをしっかり覚えてたRくんは、「温泉いくー!」とめちゃくちゃ前向き。
でもね、結局ね、「なんだか熱いなぁ~」と言いながらほぼほぼ入らず。ぜんぜん熱くなかったんだけどね。まぁ、しかたないか。
雨も降ってきたし、夜ごはんはホテルの近くで簡単に済ませる。東京でも食べることができるけれど、「つるとんたん」に行った。久しぶりに美味しかった。
その夜、20時30分には「寝たい~寝たい~テレビ消して~」と珍しく言い始めたRくんは、結局ぜんぜん眠らず、寝たのは22時30分だった。
京都の鉄道博物館
関東在住なのだからまずは大宮の鉄道博物館が順序な気もするが、Rくん初体験の鉄道博物館は京都になった。
翌朝、大阪から新快速に乗って京都へ。梅小路京都西にある鉄道博物館に着いたRくんは「わ~わ~わ~わ~」と大興奮で大はしゃぎ。
僕も初めてだっので、せっかくゆっくり見たかったけれど、許されるはずもなく、走りまくりのRくんを追いかけるので精一杯。今度、ゆっくり1人で来よう。
でも、Rくんが心の底から喜んでくれたのが何よりだった。
ミュージアムショップでRくんが買ったのは、大阪環状線の靴下。そして、しまかぜの靴下もゲット。
どうやら翌日、保育園で必死にこの旅行のことをみんなに伝えようと頑張ってたらしいRくん。その様子が「微笑ましかった」と連絡帳には書いてあった。履いていった靴下はもちろん大阪環状線。
Rくんにとっては帯広よりも価値のあった関西電車の旅になったとさ。
おまけ、京都で見つけた美味
4歳になったばかりのRくんは抹茶が好きだ。祇園辻利の抹茶ソフトはすべて1人で完食。いやはや、確かに美味だった。
しかし、4歳で抹茶好きとはどういう舌をしているんだろうか。僕が抹茶を好んで食べ始めたのは35歳を過ぎてからだというのに。
京都でイタリアンと思われるかもしれないが、京都にだってイタリアンはある。そして、今回初めて訪れたお店がここ「ITALIAN QUATRO」。京都駅前にある。
コスパがとってもよろしくて、今度は夜にも訪れたいお店になった。なかなか京都駅前周辺に泊まることは少ないのだけれど、機会をつくって再び訪問してみたいと思っている。
【おわり】